怒るところ

ブログ2026.03.03

また別の話し合いの場でのことである。

Aさんは、Bさんのことが大嫌いであると公言した。
それに対してBさんも、対抗心からか本音からかは分からないが、Aさんのことが大嫌いだと発言した。

するとAさんは、その発言を気に入らなかったのか、激怒していた。

少し落ち着いて考えてみると、細かい経緯はさておき、自分が「大嫌いだ」と思っている相手から「大嫌いだ」と言われて激怒するというのは、どこか不思議でもある。

もしこの場面で、BさんがAさんに対して「実は大好きです」と言ったらどうだろうか。
それはそれで、Aさんは不快に感じるのではないだろうか。

互いに大嫌いなのであれば、それで均衡しているとも言える。
それではいけないのだろうか。

同様に、「大嫌い」ではなく、AさんがBさんに「頭がおかしい」と言ったと仮定しよう。
そしてBさんもAさんに対して同じ言葉を返したとする。

冷静に考えれば、価値観や判断基準が大きく異なる相手から見れば、自分もまた「おかしく」見えるのは当然ではないかと思ってしまう。

むしろ、「私とあなたは同じです」と言われるほうが、かえって嫌だと感じる場面もあるのではないだろうか。

言葉だけを取り出せば、「大嫌い」や「頭がおかしい」という表現は決して好ましいものではない。
しかし、場合によっては「同じだと思われたくない」「好かれたくない」という感情が先に立つこともある。

人間関係とは、そう単純なものではないのだろう。

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