ある話し合いの場で

ブログ2026.02.12

確か数年前のことである。

私は当事者ではなく、あくまで傍観者としてその場の議論を静かに見守っていた。

話題はLGBTQであった。

ある方が、性の多様性を社会が次々と広く認めていく流れをつくるのであれば、

「LGBTQを受け入れられないという立場の人間が存在することも認めてほしい」と発言した。

それに対し、当事者の一人が「受け入れられないという考えそのものを認めることはできない」と応じた。

議論は最後まで平行線であった。

性自認が男性・女性・それ以外であるという区分、身体的特徴との関係など、論点は多岐にわたっていたが、

全員が納得する着地点が訪れることは、少なくともその場ではなかった。

私はそのとき、「全員が完全に納得する結論は、もしかすると永遠に来ないのかもしれない」と感じた。

2023年には、性的指向及びジェンダーアイデンティティの多様性に関する国民の理解の増進に関する

法律が施行された。

この法律は罰則を設けず、国や地方公共団体に対し理解増進のための施策を講ずる努力義務を課すことを

中心とする内容である。

社会は今後どのように進んでいくのだろうか。

 

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